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知人が写真を見たいと言うので、プリントの入った箱を抱えて出かける。 知人はやたらと「この作品は」という言葉を連呼し、目の前にいた僕はありがたい反面、 とてつもない居心地の悪さを感じた。 写真なんてしょせん写真である。作品という言い方は他者的であるうちは良いけれど、 (自信とか社会的評価とか)よほどのことがなければ自分で「作品」などと呼ぶのは おこがましいことこの上ない。 知人は「作品」を連発しつつ、「ダークで汚い感じが良いよね」と嬉しいことを言ってくれた。 世界には美しい写真やプリントなんて掃いて捨てるほどある。 一枚の写真に美しさを詰め込むのも結構だけれど、写真のような小さな枠に写し取れるほど 世界はちっぽけでもなければ、狭くもない。 写真は作品である前に、まず写真なのだと改めて思った。
by ash1kg
| 2010-01-18 02:20
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