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何の気なしにTVを眺めていたら宮崎あおいちゃんが聞き覚えのある唄を歌っているCMが 流れてきた。 「ヒマラヤほどの消しゴムひとつ~」と歌っているのはブルーハーツの「1000のバイオリン」 (CMはストリングスの入った「1001のバイオリン」)。 ローリング・ストーンズで育った身としては音楽に歌詞の良さを求めることは滅多にないのだが、 ブルーハーツだけは特別だった。 どうしてこんなにも心の真ん中にまっすぐ突き刺さってくるのか、いつ聴いても心が震えるのは なぜか、僕はわからないままに、ことあるごとにブルーハーツを聴いてきた。 それはたいていの場合、気持ちが弱っていたときだった。 聴いたからと言って元気が出るわけでもなく、ただなぜかホッとする。 弱者をちゃんと弱者としてOKと言ってくれるような感じがするからなのだと思う。 彼らから感じる優しさは、おそらく弱さを丸ごと認める強さなのだろう。 「台無しにした昨日は帳消しだ」 こんなことを言われたら、毎日絶望と背中合わせで生きてる連中が支えにするのは当たり前か (若い子だけじゃないだろうけど)。
by ash1kg
| 2010-03-11 00:00
| 写真日記
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