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昨日、今日とほとんど外出らしい外出をしなかったので、写真は撮らないまま一日が終わる。
強迫観念に追われるように撮っていても仕方がないし ―― そういう写真だけを積み上げていけたら、 それはそれですごいことになると思うが、あまり健全とは思えない ―― 逃げていると承知の上で 撮らずに過ごしているところもある。 僕はそれほど細かいことを考えながら写真を撮るわけではないのだけれど、それでも必要最小限の 「撮ろう」という気持ちは必要だ。 年がら年中、絶えずそういう気持ちでいられたらある意味では幸せなのかもしれない。だが同時に それはとてつもなく不幸な ―― ミダス王の悲劇のようなパラドックス混じりのとてつもない不幸なの ではないかと思う。 今日、短い外出をしているときは考え事をしつつ歩いていたのだが、今になって考えてみると、何か 考え事をしているとき、僕は前を見ているようで見ていない気がする。 危険を避ける程度の注意は払っているけれど、意識のほとんどは自分の内部を向いていて、便宜上 外側を見ているような格好をしているだけなのではないかと思う。 もちろん周囲などほとんど見ていないし、こんな状態では写真など撮れるわけがない。 撮らずに終わるというのは正しいのだ(自己正当化)。
by ash1kg
| 2011-01-07 00:57
| 日々雑感
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