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今日の散歩には、以前、旅行に出る前日に慌てて買ったコンデジを持って出た。 買ったときの値段は確か5000円ぐらい。 帰ってデータを作りながら、GRデジタルよりも扱いやすいことに気付いた。 当然のことながら一般には画素数が多くて、階調のきれいなデータを作れるデジタルカメラの評価が高い。 だが、どうやら僕にはそれは当てはまらないらしい。 蓋を開いてみて初めてできあがりが判るのではなく、何を撮るにしても(何を撮るかはではなく)、先に 「こういう感じの写真を作りたいのだ」という欲求があるからかもしれない。 ネガフィルムの場合には、一度自分で手焼きのプリントを作ってみれば、写真がいかに逆に遡っていく作業か 判るとよく言うのだが、どうやら僕はデジタルでも染みついてしまったその習癖が反映されているらしい。 僕にとって写真の(とりあえず)最終的な着地点はプリントを作ることなわけで、そのためにいちばん都合の 良いカメラが、僕にとっていちばん良いカメラなのだ。 ただこうも「安い」「ちゃちい」カメラがことごとく向いているとなると、ちょっとどうなんだろう?という疑問は 拭えない。もちろん基準がおおよそ判っているというのは良いことなのだけれど。
by ash1kg
| 2011-01-09 01:07
| 写真日記
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