人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Top
バレンタイン・デーのこと
バレンタイン・デーのこと_c0123210_214439.jpg


昨日はバレンタインデー。
学校や職場でドキドキ・ウキウキした人もたくさんいたことだろう。
ここぞとばかりに腕まくりをするお菓子メーカーをよそに、僕はバレンタイン・デーということも忘れて極めて平穏な一日を過ごしていた。

寒さのあまり、久しぶりにカレーでも仕込もうと準備をしたのは良かったのだが、近所のスーパーで隠し味に使うチョコレートをレジに出したら、それまで愛想の良かったレジの女の子が急に無表情になって、今日がバレンタインデーということを思い出した始末だ。

バレンタインデーも来月のホワイトデーも、有り体に言えば製菓業界の掌の上で踊らされているに過ぎないわけだが、そんな無粋なことを言っても始まらない。こういうイベントは多かれ少なかれ似たようなものだ。微笑ましく眺めていれば良いのだろう。

そういえば書店なのか、出版業界全体なのか、本を贈る「サンジョルディの日」というのを流行らせようとしていたけれども、あれはどうなったんだろう。しょせんは二匹目の土壌というか、毎年、書店でちらっと見かけはするけれど、どうもパッとしない。
贈る物が食べてしまえばどうにかなるチョコレートならまだしも、本となると、贈る方、贈られる方、双方の知的レベルが測られるようで、サン・ジョルディの日の流行は難しいのかもしれない。

そういえば小学校に入って、図書室で一番最初に読んだ本は大石真の『チョコレート戦争』だった。
面白くて、立て続けに4~5回読んだ覚えがある。
喰ってしまえばオシマイというチョコレートも悪くはないが、こういう本なら洒落が効いててなかなかセンスがいいんじゃないだろうか。
出版業界の近視眼的な企みにはまだまだ検討すべき余地が大きいようである。
by ash1kg | 2012-02-15 08:18 | 写真日記
<< 便利なことが良いことだとは限ら... 持つべきモノは >>



影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31