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ベタ焼きを作る夏の夜
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冷房をオフにして窓を開け放ち、大がかりな掃除に取りかかった週末だけでは時間が足りず、
普通の生活に戻った今週も溜まったフィルムの整理にいそしんでいる。自家現像で金がかからないのを
良いことに、大喰いのクマのようにフィルムを使うので、現像済みのフィルムがどんどん溜まっていくのだ。
撮るのも現像するのももちろん楽しいけれど、独身営業マンの洗濯物みたいに着実にフィルムが
山になっていく様は、なかなか壮観でもあり、ちょっとした脅威でもある。

昔なら片っ端からベタ焼きを作って整理をしたのだろうが、さすがにそれだけのために引き延ばし機を
置く気にはならず、かといってラボに出してベタを焼いて貰うのも本末転倒だし、わざわざレンタル
暗室に出かけていくのも気が向かない。今のところはフラットベット・スキャナを使って「ベタ焼きもどき」を
作ってごまかしている。
でもスキャナのアタッチメントを使うとネガのパーフォレーションが欠けてしまって、いまひとつ「ベタ焼き」と
いう感じがしない。パーフォレーションのない35ミリのネガって、なんだか胴回りの細いダルマみたいで
不格好なのだ。用は足りるけど、物足りないという感じである。

これは何についても言えることなのかもしれないけれど、本当の理想というのは具現化することなどないのだと、
シニカルに信じている。財布にしろ、ノートにしろ、カメラバッグにしろ、自分の要求をパーフェクトに満たすためには、
やはりオーダーメイドするしかない。
と、書いてみたところでスキャナのオーダーメイドなんてできるわけはなく、僕は「ベタ焼き専用スキャナなんて
ものを作ってくれたらなあ」と思いながらちまちまと作業を進めるのである。
エプソンでもキャノンでも構わないから、冗談半分で作ってみてくれないものだろうか
(ま、作るわけないな)。


@目黒線 不動前駅付近 15:36
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by ash1kg | 2007-08-21 19:54 | 写真日記
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影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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