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自家製本と偶然の一致

自家製本と偶然の一致_c0123210_0492297.jpg
細々と続けている本作りはデータを損なうこともなく、這い回るカタツムリのようにノロノロと
進んでいる。
少しずつ進んでいるプリントを眺めつつ、実際の本作りを試してみたいものだと思ってしまい、
プリントそっちのけで完成度の高い見本版を作ってしまった。




最初に作ったサンプルは雑に貼り合わせた経本みたいなモノだったけれど、今回のサンプル本は
本作りのプロセスを踏まえたちゃんとしたモノだ。そのためにあれこれと調べて、自家製の製本機も
作った。
まだ腕がついていかないせいであちこちデコボコしているけれど、それでもちゃんと背固めも
してあるし、遊び紙も入っている。中身はコピー機から出力したものなのだが、僕のザラザラ・
ギザギザ・カリカリの写真は意外とゼロックスに向いている感じで、なんかこれでもう良いかなと
思ってしまうくらいだ。

先日、仕事帰りに書店に寄ったら、村上春樹が訳したT・カポーティの「ティファニーで朝食を」が
山のように積み上げられていた。
僕が写真集ではなく、「本」という形態にこだわったのは、村上春樹の「使いみちのない風景」に
あることのヒントがあるように思えたからだ。以前やっていたサイトで写真を公開していたときも、
いつも頭にあったのはこの本のことだった。

僕が自家製の本に付けるタイトルは「ホリー・ゴライトリーの妹」と決めていた。
村上春樹の新訳のことなどつゆほども知らず、ただ記した短い文章に即して付けたものだ。
僕は持っていた本の中に新訳の「ティファニー…」を加え、レジに置いた。もちろん。



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今日、同じ書店に寄ったら平積みの台に面白そうな本があったので買ってみた。
タイトルを『B型 自分の説明書』という(Jamais Jamais/著←日本人らしい 文芸社)。
去年の9月に初版が出たようで、半年で7刷まで進んでいる。
B型の僕が言うのもなんだが、B型は世の偏見と誤解を一身に受けている。
久しぶりに声を上げ、腹を抱えて笑い転げながら読んだ。
B型の人は必読だ。
ただし外では読まないこと(本の注意書きにも書いてある)。
読んだらとてつもなく恥ずかしいことになることは確実。

同じ場所に『B型男と幸せになる方法』(東洋経済新報社)というのもあった。
読んで面白かったら教えて下さい(笑)
(参考 http://www.usagitv.com/Bgata.html)
by ash1kg | 2008-03-05 23:27 | 写真日記
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影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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