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カテゴリ:読書メモ( 2 )
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』
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発売早々読み始めて、ようやく読み終わり。
音楽 ―― 特にクラシックの素養がない僕にとっては二人の間で飛び交う曲名が頭に浮かばず、話が曲のディテールに入っていくとまるっきりお手上げなのだった。
でもオーケストラをどうコントロールするかとか、譜面を読みながらどう曲を解釈していくかというような話は実に興味深く、別にむりやり結びつけるわけではないけれど、写真についても似たようなことが言えるよなと思えるところが多かった。
物事究めると、もしかして全部が同じことなんじゃないのかと想像してみたり。
もっとクラシックに詳しければ楽しめるのだろうが、残念ながら僕には村上春樹のように聞き分けるだけの耳を持っているとは思えない。
ジャズは「ながら」で聴いてるだけだし、せいぜいがブルーズやロック ―― といってもものすごく狭い範囲でしかないけれど ―― についてかろうじてわかる程度。こればかりはどうしようもない。
ストーンズについてならそうとう突っ込んだ話もできるんだけれどね。

それにしてもこれが今年の読了1冊目って、ちょっと遅すぎる。
もっと読まなければ。
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by ash1kg | 2012-01-09 00:20 | 読書メモ
小川 糸 『ファミリーツリー』
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小川 糸の『ファミリーツリー』を読む。

僕と弟にはあらゆる意味で帰る故郷というものがないので、それらしいものを探すとしたら
母の実家が故郷代わりになる。
もはや母の実家があった場所には親戚も住んでおらず、ただその場所を訪れるだけの
代用故郷だが、それでも幼い頃何度となく訪れた母の実家の周りの風景は僕の心象風景の
一つになっている。

僕の中に積み重なっている記憶を一つ一つ丁寧に解きほぐされるような小説だった。
実際、物語を読んでいるにも関わらず、文字を目で追い、描かれた風景を頭に浮かべながらも、
僕は子どもの頃から、20歳を越え大人になっていく間に見た風景を思い出していた。
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by ash1kg | 2010-01-10 00:22 | 読書メモ



影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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