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クリスマス前に焼いた写真は、いつもの「粗い/黒い」ものとは少々違うプリントに仕上げた。 僕らしくないと言えば確かに「らしくない」写真になったけれど、人に贈るということもあったし、 繰り返しの中でいつの間にか染みついてしまった「癖」を少し矯正しておかなければ、できる ことができなくなるという怖さもあり、両者の合意点として幾分整った写真にしたというわけだ。 ネガの作り方を矯正するつもりはないから、プリントの仕上がりには結構な違いがあったものの、 それでも自分のやっていることとの距離感は朧気ながらつかみ直すことができたと思う。 「できない」ということと、「できるけどやらない」ということは、結果は同じでも中身は全く違う。 取り繕ってできるフリをしていても、そんなものはいつか化けの皮が剥がれる。 どれだけ賢かろうが、頭だけで作るモノなど、どんなものかはおおよそ想像がつく。 魂込められたものなら、拙い技術など関係なしにしっかり蹴りが入るものだ。 要するに貧弱な想像力を棚に上げて、ぐだぐだ能書き垂れる前にやってみろよ、ということ。 偉そうなことを言うのはその後で十分に間に合う。
by ash1kg
| 2010-12-30 02:00
| 写真日記
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