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写真のことで絶えず頭から離れないのは「どう見せるか」に尽きる。 写真は選択の連続物だと考えてはいるけれど、カメラやフィルムの選択にはそれほど悩むことはない。 何を見せたいかということについても、自分がどんな欲求を持っているのかは一応把握している(それが 望まれているかどうかは判らないけれど、写真に限らず、「発信」というのはそんなものだろう)。 見せ方が決まれば、それに適した写真を作るために適正なフィルムなりカメラなりを選べば良いだけだし、 幸いにも病的なほどに過度なカメラ愛玩者でもないので、さほどこだわることも迷うこともなく、撮り始める ことができる。 つまりいちばんの障壁は「いかに見せるか」なのだ。 端的に言えば、僕は写真は「少より多」、「小より大」が良いと思っている。 単葉で見せるよりは組んである写真の方が好きだし、判りやすい。 意図も文脈も見つけやすくて、写真に仮託された何かがあるのであれば、それは1枚で受け渡されるよりも 受け取りやすい。 ただ、現在の写真SNS的なモノや、写真そのものの捉え方の主流は間違いなくタブローとしての写真である わけで、そういう中では僕のような捕まえ方をする人間には少々使いにくく、息苦しい感じがするのも事実だ。 まあそれが主流なのだから、それをどうこう言っても仕方ないので、せめて「小より大」の部分だけでも今より 良い方向で見せることはできないモノだろうかと考えて、新しく「tumbler」を使ってみることにした。 フリッカーのようなタブロー感は希薄で、テンプレートによってはただ写真を積み重ねることができる。 1枚のエントリーが総体でありながら部分でもあるという感じに近いモノを見せることもできる。 これで全部OKとは言えないけれど、今のところなかなか良い感じだ。 "Paradoxical Self-Portrait" http://ash1kg.tumblr.com/
by ash1kg
| 2011-02-14 00:58
| 写真日記
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