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光を操るということ
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今日は写真仲間と昨年末から計画していた「スタジオを借りてライティングをやってみよう」の日。
ネット上にある写真の中から拾い集めた素材を手本に、ライトを組み合わせて現実を近づけていく練習。
「この写真はどうやってライトを当ててるんだろう?」
「こっちからじゃない?」
「ちょっと強いかもよ」
「なんか違うね」
「さっきより近くなったんじゃない?」
などとみんなで意見を交わしながら試行錯誤を繰り返す。
「練習」なんて大層なものではなく、初心者のスタジオ遊びのようなものだが、最初はいつでも誰にでもあるもの。ささやかな経験であってもゼロよりは大きい。

写真は選択だと僕は思う。
被写体を選び、それを撮るに適したカメラを選び、フィルムを選び、光を選び、印画紙を選び、焼き加減を選び、どうやって見せるかの方法を選ぶ。注意深く、慎重に、自分にとって正しい選択を続けて行く。それが写真という行為なのだと僕は思う。

スタジオは少し違う。
ここでは選ぶしかない光を作ることができる。ここではゼロから組み上げていくのだ。
花火師が緻密に日を操る人たちだとしたら、僕らが今日やったことは流木を集めて火を点けたようなものでしかないのかもしれない。
でも間違いなく火は灯り、照らすことはできた。
それで十分だ。

昼を過ぎたところで練習は終了。
昼飯のカレーと共に飲んだビールがことのほか美味かった。
by ash1kg | 2012-01-07 21:40 | 写真日記
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影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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