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手術前夜、思わぬ副産物
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明日の父の手術に備えて母のところに来ている。
僕がいようがいまいが手術の経過がどう変わるわけでもないのだが、全身麻酔で片肺の半分と周囲のリンパ腺を摘出するともなると、麻酔から意識が戻るまで家族は必ず待機しなければならないらしい。

短気というか、せっかちというか、はたまた落ち着きがないというか、すでに病院に退屈しているらしく、2時間おきに母の携帯に電話がかかってくる。

父は個室を希望したのだけれど、重篤な患者がヤマほどいて、とてもじゃないが入れるような状況ではないらしい。肺の半分を摘出する程度の手術は、もはやありきたりの流れ作業のようなモノで ーー 思うにさながら回転寿司のごときものではないのかと ーー 深刻さからは程遠いようだ。
もちろんそれはそれで喜ばしいことなのだろうが。

癌患者らしく、父も少しは大人しくしていれば良いものをと思いつつ、自分の落ち着きのなさを振り返り、血は争えないと思い知らされたのだった。
久しぶりに弟と電話で話したのは、思わぬ副産物だった。
ものごとには必ず良いことも悪いこともある。

明日は5時起きで病院にむかう。
手術の予定時間は麻酔から覚めるまで約5時間だという。
ベンチで居眠りして過ごしそうだ。
by ash1kg | 2012-03-26 23:21 | 写真日記
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影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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