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道楽者の嗜み
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今年で最後となる銀座の落語祭に行ってきた。

僕の落語好きは結構年季の入ったもので、中学生の頃には池袋の演芸場に出入りして飽きも
せずに何度も高座を聞いていた。僕は良く覚えていないが、祖父に連れられてかつての名人
志ん生の高座も見ているらしい。祖父が落語好きだった記憶はないのだが、どうやら身体の
どこかに落語好きの血が混じっているようである。

人気が高くなってすっかり取りにくくなった銀座落語祭であったが、どうにか古今亭の圓菊一門と
馬生一門会のチケットがとれた。林家一門、柳家一門、聞き応えのある高座はいろいろとある
のだろうが、僕は昔から古今亭一門の古典的な芸が大好きで、今日も軽妙洒脱な話芸をさんざん
楽しんだ。

落語なんてものは伝統芸という重さを取り外してしまえば何の役にも立たないモノである。
それを暑い中わざわざ銀座まで押し出して聴きに行くなんてのは道楽以外の何ものでもない。
一門会のトリを勤めた金原亭の伯楽さんが枕の中で喋っていたが、何の役にも立たない道楽を
現代社会では趣味と呼ぶようになっている。

さしずめ我々は写真道楽・銀塩道楽なのだろう。
それなら道楽者は道楽者らしく道楽の上に胡座を掻いて、フフンと自身の道楽っぷりすら鼻で
笑いながら楽しむというのが粋ってものだ。
by ash1kg | 2008-07-20 00:10 | 写真日記
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影と光、記憶と個人的な記録
by ash1kg
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