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泳げなくなった
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昨晩、2ヶ月ぶりにジムへ。
肩の怪我で痛みが引かず、汗で濡れたTシャツを脱ぐにも肩に出る痛みに怯えながらでは、
足がジムに向くわけもない。
肩に負担がかからないようにマシンを扱いながら、狭い可動域を極力使って、久しぶりに
筋肉に負荷を掛けていく。全身のバランスなど取りようもないが、それでも久しぶりに筋肉に
血液が流れ込んで膨らんでいく感触が愉しい。
余勢を駆ったわけではないのだが、ものは試しと半年ぶりにプールへ向かう。ゆっくり泳げば
もしかしたら痛みも出ずに泳げるんじゃないか。そんなふうに思ってしまったのだ。




結論から言うと、僕は3mしか泳げなかった。
壁を蹴った瞬間、全身を伸ばそうと右腕を伸ばした瞬間、肩に激痛が走り、僕はその場で
立ってしまった。
3mで立ってしまったのはたぶんスイミングクラブに入って数ヶ月後、6歳の時以来だ。
これまでは泳ぐことが特別だったことなんてなかったのに、たった25mが今は果てしなく遠い。
このままではもう二度と泳ぐことができない。そのことに僕は打ちのめされた。

速くなんて泳げなくても構わない。身体の脇を水がすり抜けていく音、ボコボコと水中で響く
呼気の音、水を掴んで引き寄せるときの固形物のような感覚。それがこのままでは二度と
味わえない。

呆然としながらジムから出たとき、それまで筋肉の内側にメスを入れることへの抵抗が拭えず、
避けていた手術をしようと決めた。
内視鏡を使っての手術とはいえ、手術後には相応のリハビリが必要だろう。
どれぐらいで泳げるようになるのか(あるいは二度と泳げないのか)判らないが、良くも悪くも
どちらかにはっきりと転ぶ。それの方が僕らしい。
早ければ写真展が終わったあと、遅くとも春が来るまでに。

写真は身体が動かなくなった老後の趣味。そんなふうに考えていたが、僕はやはり動いて
ナンボなのだ。止まってしまったら僕は死んだも同じ。いや、きっとゆっくりと死んでいく。
論理的に、具体的に。
そうなったら写真もなにもあったものではない。

衰えながらゆっくり死んでいくなんてまっぴらだ。死ぬまで落ち着きなく動き回ってやる。
憎まれっ子は世に憚らなければならないのだ。

(新宿 19:26)
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by ash1kg | 2008-09-19 23:25 | 写真日記
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